【いしかわ若手議員の会】馳知事へ直談判。スクールカウンセラーの相談体制の充実へ

こんにちは、金沢市議会議員のうだひろきです。

先日、石川県内の若手議員が超党派で集結する「いしかわ若手議員の会」に参加し、馳浩石川県知事に対して政策要望を行ってきました。 能登の復興から教育課題まで、多岐にわたるテーマで意見交換が行われたこの日の様子と、私が特に強く訴えた「学校での心のケア」についてご報告します。

1. 知事の「現場力」に触れて

今回、20名の議員がそれぞれの地域課題を背負って参加しました。特に印象的だったのは、馳知事の対応力です。 事前に用意された回答ではなく、その場で出た多種多様な要望に対し、すべてご自身の言葉で、かつ完璧に現状と方針を説明されていました。 県政のトップがこれほど細部まで課題を把握し、真摯に向き合っている姿を目の当たりにし、私自身も身の引き締まる思いでした。

2. 「予約でいっぱい」の壁をなくすために

私からは、「スクールカウンセラーの相談体制の充実」を重点的に要望しました。

現在、金沢市内の小中学校にも県からカウンセラーが派遣されていますが、現場では以下のような課題が生じています。

  • 相談件数の増加により、常に予約が埋まっている。
  • どうしても深刻度の高い事案が優先される。
  • その結果、初期の「行きづらさ」を感じている段階での相談が後回しになる。

身体の病気や怪我と同じで、心のケアにおいても「初期対応・早期対応」が非常に重要です。問題が深刻化する前に、気軽に専門家にアクセスできる環境が必要です。 このボトルネックを解消するため、人員の増員はもちろん、相談可能時間の拡充が必要不可欠であると訴えました。

3. オール石川で支える未来

今回の会では、輪島市の議員を中心に、能登震災からの復興についても熱い要望が出されました。 復興も教育も、個別の自治体だけで解決できるものではありません。県と市町、そして現場が連携する「オール石川」の体制が必要です。

【結論】 知事は私たちの要望一つひとつをしっかりと受け止めてくださいました。 今回の要望が、安心して学べる学校づくり、そして能登の力強い復興の一助となるよう、引き続き現場の声を届けてまいります。

このような貴重な対話の場を設けてくださった関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。


💡 関連情報

文部科学省:子供の心のケアのために

石川県:スクールカウンセラー活用事業について