一冊の本
この本は、Amazonで検索しても見つかりません。一般の書店にも並んでいません。なぜならば、いわゆる自費出版だからです。
著者は大学の先輩で、尊敬している薬剤師の方です。長年の臨床現場で培ってきた経験を、これから現場に出る薬学生に向けて心をこめて伝えています。そして、薬剤師になろうと決意した当時17歳の著者に向けても。
SNSを通じて、自分の想いや気持ちを簡単に発信できる時代になりました。指先でスクロールをすれば、次々と記事を流し読みすることができます。
そんな中、大変な労力を要する自費出版は、気持ち(念と表現する方が正しいかもしれません)が、直接的に本という物体を通して伝わってくる訳であります。それは、手紙に近いかもしれません。
便利な時代だからこそ、尚更伝わるものがある。もう少し自省的に言うと、感謝の気持ち、人を思いやる気持ちは、SNSでは伝わりにくいということです。前時代的な考えかもしれませんが、手紙や自費出版のように真心を込めた物体に勝るものはないのかなと思います。
そんなことを感じた一冊の本でした。
【本日の活動】
7時45分〜8時15分 寺町一丁目街頭演説
10時〜12時 泉小学校10周年事業打ち合わせ
12時30分〜17時 金沢ボランティア大学校打ち合わせ
20時30分〜21時 金沢市薬剤師会理事会参加
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