子ども会活動の担い手不足と役員の負担軽減について

(宇夛裕基の質問): 少子化や共働き世帯の増加により、地域の子ども会を支える「育成委員(役員)」の担い手不足や負担の大きさが課題となっています。女性の社会進出も進む中、一人当たりの負担が大きくなっている現状や、保護者の意識の変化について、市はどのように捉えていますか?

(市の答弁): 共働き世帯の増加や、地域とのつながりが希薄になってきたことで、役員を引き受ける保護者の意識も変化していると感じています。以前は前向きに参加される方が多かったですが、現在は「子どもがいるから仕方なく運営に参加する」という方もいらっしゃる現状だと捉えています。

子ども会未加入の子どもたちへの参加機会の提供について

(宇夛裕基の質問):担い手不足により解散してしまった子ども会や、そもそも町会がないマンションに住む子どもたちは、「提灯太鼓行列」や「ラジオ体操」などの行事に参加する機会がありません。金沢への愛着や思い出を育むためにも、すべての子どもが地域の行事に参加できるような対策が必要ではないでしょうか?

(市の答弁): 行事への参加は安全確保のため保険加入が必須であり、未加入者の参加には難しい面もあります。一方で、行事への飛び入り参加がきっかけで町会に加入したマンションの事例もあります。まずは、地域の子ども会活動について多くの保護者の方々に広く知っていただき、理解を深めてもらうことが大切だと考えており、子ども会連合会とともに検討していきます。

子育て世代への子ども会情報の分かりやすい発信について

(宇夛裕基の質問): 転入してきた子育て世代が、自分の住む地域に子ども会があるかどうかを簡単に調べられる環境が必要です。市の子育て情報サイト「のびのびビ~ノ」などに、子ども会の問い合わせ先を掲載して、情報を届きやすくしてはいかがでしょうか?

(市の答弁): まずは、ウェブサイト版の「のびのびビ~ノ」に関連団体として子ども会連合会へのリンクを追加し、連合会のホームページ上で問い合わせ先を掲載するよう促します。冊子版への掲載についても、次回の改訂に合わせて検討していきます。

金沢ボランティア大学校修了生の活動支援とマッチングについて

(宇夛裕基の質問): 毎年多くの修了生を輩出している「金沢ボランティア大学校」ですが、「どこで活動すればよいか分からない」という声も聞かれます。修了生がどのような活動を希望しているのか実態を調査し、ボランティアを求める側とマッチングする仕組みが必要ではないでしょうか?また、社会福祉協議会との連携状況はどうなっていますか?

(市の答弁):ニーズのマッチングを進めるためには、まずはどのようなニーズがあるかをしっかりと把握することが重要であり、実態調査の検討を進めていきます。また、社会福祉協議会とはこれまでもボランティアのフェスティバル等で連携・広報を行っており、引き続き密に情報共有をして連携強化に努めます。

ボランティア活動を支える「コーディネーター」の育成について

(宇夛裕基の質問): ボランティア活動を持続可能なものにするためには、団体や個人をつなぎ合わせる「コーディネーター」の存在が不可欠です。長期的な視点を持ち、ボランティア大学校の修了生が将来的にコーディネーターの役割を担えるような育成が必要ではないでしょうか?

(市の答弁): ボランティアコーディネーターの育成には多種多様な能力が求められ、非常に難しい課題だと認識しています。講義や実践形式のカリキュラムだけでなく、コーディネーターが活躍できる「持続可能な仕組みづくり」も含めて、市として何ができるかを研究していきたいと考えています。

学校のグラウンドや体育館の地域開放における事故防止について

(宇夛裕基の質問): 他県で、放課後に学校のグラウンドを利用していた高齢者と、遊んでいた児童が衝突する事故が起きました。本市でも、児童が学校にいる時間と地域の方が利用する時間の間に「緩衝時間(タイムラグ)」を設けるなど、事故を未然に防ぐ対策が必要ではないでしょうか?

(市の答弁):現在は利用団体に対し、児童・生徒が学校内にいる時間帯は施設を利用しないよう調整を行っています。市全体での緩衝時間の設定までは考えていませんが、万が一に備えた傷害保険や賠償責任保険への加入を利用団体に義務付けており、今後も利用団体への安全指導を徹底していきます。

地域開放に関する保護者への啓発と施設の安全管理について

(宇夛裕基の質問): 保護者は「学校は子どものための場所」という意識が強く、地域に開放されていることを知らない方も多いため、リスクへの注意喚起が届きにくい面があります。保護者へ地域開放の意義や実態を正しく伝えることと、施設自体の安全管理についての方針を教えてください。

(市の答弁):事故防止に対する取り組みなどを保護者の方々にご理解いただくことは大変重要だと考えており、新入生の保護者説明会などを通じて周知を図ります。施設の安全管理については、学校職員による日常点検や利用者からの報告をもとに、速やかに修繕などを実施し、安全性を確保していきます。