「子育てしたいまち金沢」に向けた独自の少子化対策について
(宇夛裕基の質問):全国的に少子化が進む中、金沢市として「子どもを育てたいまち」を全国にアピールできるような大胆で独自の少子化対策を打ち出し、積極的に広報していくことが、若者の定住や出生率の改善(未来への投資)につながると考えますが、市長の思いをお聞かせください。
(市の答弁):少子化に歯止めをかけるには、誰もが結婚や子育ての希望をかなえられる社会の実現が最も重要です。現在策定中の「かなざわ子育て夢プラン」では、これから子どもを育てる若い世代の意見をしっかりと聞き、市民のニーズに合ったサービスの拡充や金沢市独自の施策について議論を深め、「子育てしたいと思えるまち」を目指していきます。
健康寿命を延ばす「未病対策」と「介護予防」の推進について
(宇夛裕基の質問): 医療や介護のニーズが高まる中、市民の幸せな生活を守り、社会保障費の負担を減らすためには、病気になる前に対策する「未病対策」や「介護予防」が欠かせません。今後の市の計画において、市民の健康増進や介護予防をより一層の重点施策として取り組むべきと考えますが、いかがでしょうか?
(市の答弁):高齢化が進む中、病気を防ぐ「未病対策」や要介護状態を防ぐ「介護予防」を充実させ、健康寿命を延ばす取り組みは非常に重要です。これまでも公民館での健康教室や、老人クラブと連携したフレイル(虚弱)予防事業を行ってきました。今後も金沢市の強みである「地域コミュニティの力」を活かし、全ての市民が住み慣れた地域で健やかに暮らせるよう努めていきます。
身近な薬局・薬剤師の専門性を活かした健康づくりについて
(宇夛裕基の質問): 市内には200ヶ所以上の薬局があります。お薬の飲み合わせの確認や飲み残しの管理、血圧や骨密度のチェックなど、身近な薬剤師の専門知識をもっと活用することで、病気の早期発見や認知症予防などに大きな役割を果たせると考えますが、市長のお考えをお聞かせください。
(市の答弁): コロナ禍でのワクチン接種等、薬剤師の皆様の多大なご協力に改めて感謝申し上げます。薬剤師の方々には、お薬だけでなく体の仕組みなどの専門知識を活かし、市民の健康づくりを支える「かかりつけ薬剤師・薬局」としての活躍を期待しています。引き続き、薬剤師会と連携を密にし、市民の健康増進と未病対策を進めていきます。
通学路の「合同点検」の達成状況と未達成理由の公開について
(宇夛裕基の質問):子どもたちの命を守るため、警察や学校、地域が連携して通学路の危険箇所を確認する「合同点検」が行われています。この点検で見つかった危険箇所への対策はどのくらい完了しているのでしょうか? また、完了していない箇所については、その理由を市民にホームページ等でわかりやすく公開すべきではないでしょうか?
(市の答弁): 平成28年度から令和3年度までの点検で対策が必要とされた854件のうち、797件で対応を完了しており、達成率は約93%です。対策が完了していない主な理由は、歩道の整備など土地の取得や地域の合意形成が必要なもの、信号機の設置など手続きに時間がかかるものとなっています。(※公開や関係機関との連携についても引き続き情報共有に努めます。)
街の変化に合わせた通学路の点検頻度と市民の声の反映について
(宇夛裕基の質問): 合同点検は各小学校で約5年に1回の頻度で行われていますが、新しいお店ができたり家が建ったりと、交通状況は短期間で大きく変わります。5年に1回の点検で危険箇所を十分に見つけられるのでしょうか? 地域の方や保護者の声をより取り入れる仕組みが必要だと考えます。
(市の答弁): 5年に1回の定期点検に加え、大型店舗のオープンなどで交通量が増え、新たに危険と思われる箇所が発生した場合は、学校からの申し出により随時点検を行っています(昨年度は20校で実施)。また、保護者や地域住民の皆様から寄せられた危険箇所の情報も、学校でしっかりと集約しています。
IT(シビックテック)を活用した危険箇所のマップ化と情報共有について
(宇夛裕基の質問): 普段から道を走っているドライバーからの視点も危険箇所の発見に有効です。例えば、市民の技術力(シビックテック)を活用し、通学路の危険箇所をスマホの地図アプリ等で一目で確認・共有できる仕組みを作れば、事故防止に大きくつながると考えますが、いかがでしょうか?
(市の答弁):現在、金沢市が開講した講座の受講者が中心となり、長坂台校下で通学路の危険箇所を共有するアプリを構築し活用しています。現在、このアプリを他の地区でも利用できるよう汎用化に向けた取り組みが進められており、市としてもこの活動をしっかりと支援してまいります。
見守りボランティアの高齢化対策と「ボランティア大学校」の活用について
(宇夛裕基の質問):毎日通学路に立ってくださる「見守りボランティア」の皆様ですが、60歳以上の方が約8割を占めるなど高齢化と担い手不足が深刻です。例えば、「金沢ボランティア大学校」の修了生で活動場所を探している方とマッチングするなど、行政として一歩踏み込んだ人材確保の支援が必要ではないでしょうか?
(市の答弁):ボランティア活動を安心して行えるよう、保険の加入や物的な支援などを行っています。「金沢ボランティア大学校」の修了生の皆様には、観光案内や子育て支援など様々な場面で活躍していただいておりますが、見守りボランティアの人材確保につきましても、今後ボランティア大学校側と相談してまいります。
日常生活や業務のついでに行う「ながら見守り」の推進について
(宇夛裕基の質問): 通学路の安全や不審者対策として、お花の水やりや犬の散歩、お仕事のついでに子どもたちを見守る「ながら見守り」が他県でも効果を上げています。郵便局や配達業者などの民間企業も含め、市として「ながら見守り」をどのように推進していくのでしょうか?
(市の答弁):「ながら見守り」については、地域の方にはお買い物や散歩のついでに、企業の方には社屋前の清掃の際になど、様々な機会を通じて見守りの実践をお願いしています。また、日常的に配達業務を行う郵便局や北國新聞社とは包括連携協定を結んでおり、企業と連携した見守り活動をさらに進めてまいります。
