PTA・育友会の負担軽減とこれからのあり方について

(宇夛裕基の質問): 共働き世帯の増加や地域コミュニティの希薄化などにより、PTAや育友会の役員のなり手が減り、これまで通りの活動を続けることが難しくなっています。私自身も泉小学校の育友会長として、組織を任意制にするなどの改革を進めています。組織のあり方を見直す「過渡期」にある今こそ、市としてこの現状をどう捉え、保護者組織の負担軽減や変化に向けた取り組みをどう後押ししていくのでしょうか?

(市の答弁):各学校における役員のなり手不足や加入率の低下は大きな課題として認識しており、大変危惧しております。これまでもデジタル通学路マップの作成やICT支援員の増員などで活動をサポートしてきました。来年度には「金沢市生涯学習振興基本計画」の見直しを予定しており、保護者や教員、地域団体の方々のご意見を伺いながら、これからのPTA・育友会のあり方について必要な対策をしっかりと検討していきます。

地域全体で子どもを育む「コミュニティ・スクール」の推進について

(宇夛裕基の質問):学校と地域が協力し合う「コミュニティ・スクール」や「地域学校協働活動」について、本市のこれまでの成果と、11月に金沢で開催された全国大会で感じた本市の強みは何でしょうか?また、学校と地域をつなぐ「地域コーディネーター」の人材発掘や、市民の皆様への活動の意義の周知はどのように進めていくのでしょうか?

(市の答弁): 地域と学校が一緒に子どものために活動することで、相互理解が深まり、地域全体で子どもを支えるコミュニティづくりが進んでいることが大きな成果です。金沢市の強みは、全ての小中学校がコミュニティ・スクールであり、先生が異動しても各地域の特色を活かした学校づくりができている点にあります。 地域コーディネーターについては、熱意や見識を持つ方にお願いできるよう連絡会を通じて周知を図っていきます。また、市民の皆様にもこの活動の意義を深く理解し、主体的に参加していただけるよう、引き続き情報発信に努めます。

新しい時代の学び「新金沢型学校教育モデル」の周知について

(宇夛裕基の質問): これからの時代を生き抜く力を育む「新金沢型学校教育モデル」が始まります。この新しい学びの形を、保護者や地域の方々にどのように知ってもらい、どのような役割を期待しているのでしょうか?

(市の答弁):来年1月に保護者や地域の方々に向けたリーフレットを配布し、教職員向けの説明動画もホームページで公開する予定です。地域の皆様には、授業参観や学校行事に積極的にご参加いただき、子どもたちが自ら探究して学ぶ姿やデジタル技術を活用する様子を見て、率直なご意見をいただきたいと考えております。

「健康都市連合」国際大会から得た学びと金沢市の強みについて

(宇夛裕基の質問): 今年から金沢市も「健康都市連合」に加盟し、韓国・ソウルでの国際大会に参加されました。大会で発表した金沢市の熱中症対策はどのように評価されましたか?また、他都市の参考になる事例や、金沢市ならではの強みをどう感じたか教えてください。

(市の答弁): 金沢市の民生委員が高齢者宅を訪問する活動は「日本独特の手法だが、持続可能な都市運営の参考になる」、クーリングシェルターは「イメージしやすい具体的な取り組み」と高い評価をいただきました。 他都市の事例では、ソウル市のスマートウォッチを使った市民100万人の健康管理や、緑の空間づくり、公共交通の整備による健康増進の取り組みに大変感銘を受けました。 本市の強みは、長年続く「健康を守る市民の会」などの地域コミュニティの力です。今後は、デジタル技術(かなざわ健康ポイントアプリ等)とこのコミュニティの力を掛け合わせ、市役所の各部署が連携して新たな健康施策を検討していきます。

金沢マラソンを通じた市民の健康づくりと福祉への展開

(宇夛裕基の質問):第10回を迎えた金沢マラソンを私も完走しましたが、ランナーの日々の練習は健康づくりやコミュニケーションにつながり、福祉施策としても大きな効果があると感じています。今回参加した市民ランナーの数と、マラソンを通じた今後の健康・福祉施策への展開についてお聞かせください。

(市の答弁):今回の金沢マラソンには3,995人の市民の皆様に参加していただきました。日々の練習は健康増進や高齢者の福祉向上に大きく寄与すると考えております。 今後は「かなざわ健康ポイントアプリ」において、日々の練習の歩数に加えて、金沢マラソンに参加した際にもポイントを付与することを検討します。また、障害のある方などが参加できる「ファンラン」も継続し、誰もが楽しめる共生社会の実現につなげていきます。

ランナーが安全・快適に走れる環境づくりと熱中症対策

(宇夛裕基の質問): 早朝や夜間に練習するランナーも多く、交通事故の危険や、河川沿いでの接触事故の不安を感じます。安全な練習コースの整備や交通安全対策、ランニングアプリの活用、さらに熱中症対策としての給水スポットの設置など、ランナーの練習環境をどう改善していくのでしょうか?

(市の答弁):専用の練習コースの新設は予定していませんが、歩道の整備や車道の拡幅を計画的に進めます。また、警察と連携し、夜間は明るい色の服や反射材を身につけるようホームページやSNSで注意喚起を行い、事故防止に努めます。 コースマップやアプリについては、ご自身のペースで気軽に取り組めるツールとして引き続き活用を促し、利便性を高めていきます。 熱中症対策については、既存の公園や緑地にある水飲み場、市のクーリングシェルターを活用していただき、SNS等でこまめな水分補給の重要性を呼びかけていきます。

スポーツ薬剤師による健康・お薬相談ブースの継続について

(宇夛裕基の質問):金沢マラソンの前日受付会場で、薬剤師会の一員として「スポーツファーマシスト(スポーツ薬剤師)」によるドーピング相談や健康相談のブースを出展し、大変好評でした。市民の健康を守るためにも、来年以降もこの取り組みを継続すべきと考えますが、いかがでしょうか?

(市の答弁): 薬剤師の皆様による健康相談や骨密度測定などのブースは、ランナーや来場された市民の方々から大変好評をいただきました。次年度以降につきましても、会場スペース等の環境が整えば、ぜひ出展のご協力をいただきたいと考えております。